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» 2021年12月01日 13時00分 公開

XYZプリンティング製3Dプリンタ向けに改良した鋳型製作用材料の利用を認定3Dプリンタニュース

XYZプリンティングジャパンは、太平洋セメントの鋳型製作用3Dプリンタ材料「TCaST」を、XYZプリンティング製3Dプリンタ「PartPro350xBC」専用に改良した「TCaST for XYZ」の利用について、純正材料と同じく保証対象として認定した。

[八木沢篤,MONOist]

 XYZプリンティングジャパン(以下、XYZプリンティング)は2021年11月29日、太平洋セメントが開発・販売を手掛ける鋳型製作用3Dプリンタ材料「TCaST」を、XYZプリンティングのバインダージェッティング方式3Dプリンタ「PartPro350xBC」専用に改良した「TCaST for XYZ」の利用について、純正材料と同じく保証対象として認定したことを発表した。

 これに併せて、通常450万円(税別)で販売しているPartPro350xBCの価格を、台数限定で320万円で提供するキャンペーンも実施する。

XYZプリンティングのバインダージェッティング方式3Dプリンタ「PartPro350xBC」 XYZプリンティングのバインダージェッティング方式3Dプリンタ「PartPro350xBC」[クリックで拡大] 出所:XYZプリンティングジャパン

鋳型をダイレクトに製作でき、造型工程の簡略化が可能に

 近年、3Dプリンタの使用用途が多岐にわたることから、XYZプリンティングは3Dプリンタメーカーが提供する純正材料のみでは全ての市場ニーズに応えられないと判断。そこで同社は、専門的なノウハウを所有する材料/化学メーカーなどとの協業を推進し、国内市場で求められる3Dプリンタ材料の開発を積極的に推進している。

 太平洋セメントの鋳型製作用3Dプリンタ材料であるTCaSTをベースに、バインダージェッティング方式3DプリンタのPartPro350xBC向けに改良したTCaST for XYZは、耐火度が高く、アルミから鋳鋼まで幅広い注湯温度に対応した特殊材料で、鋳型をダイレクトに製作でき、中子取りや型抜きなどの造型工程を簡略化することが可能。TCaST for XYZによる鋳型は、木型や金型で必要となる抜け勾配や分割面を考慮しなくて済むため、複雑形状の鋳物であってもリードタイムを大幅に短縮できるという。

「TCaST for XYZ」で3Dプリントされた鋳型 「TCaST for XYZ」で3Dプリントされた鋳型[クリックで拡大] 出所:XYZプリンティングジャパン

 今回、TCaST for XYZの導入について多くの企業が検討を開始したことから、XYZプリンティングは純正材料と同じく、PartPro350xBCでのTCaST for XYZの利用を保証対象とすることを決定した。

実際に鋳造された完成品 実際に鋳造された完成品[クリックで拡大] 出所:XYZプリンティングジャパン

 XYZプリンティングはTCaST for XYZ向けの最適なパラメータ値を提供し、太平洋セメントと協力してPartPro350xBCでの高精度造形をサポートする。また、TCaST for XYZ利用時に生じた不具合などについても、純正材料と同一内容の保証サービスを提供するとしている。

「TCaST for XYZ」のブランドロゴ 「TCaST for XYZ」のブランドロゴ[クリックで拡大] 出所:XYZプリンティングジャパン

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