TSMC国内工場建設の前に、かつての日の丸半導体プロジェクトを総括してほしいモノづくり総合版メルマガ 編集後記

今度こそ失敗しないためにも、振り返りが必要だと思います

» 2021年10月28日 12時00分 公開
[朴尚洙MONOist]

 この記事は、2021年10月28日発行の「モノづくり総合版 メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。


TSMC国内工場建設の前に、かつての日の丸半導体プロジェクトを総括してほしい

 以前から話題になっていた台湾の大手半導体ファウンドリ・TSMCによる日本国内での工場建設が決まりました。2022年に建設に着工し、2024年に稼働する計画で、TSMC自身は明らかにしていませんが、各種報道によればソニーセミコンダクターソリューションズの熊本テクロジーセンター(熊本県菊陽町)に隣接した敷地への建設が有力視されているようです。半導体製造プロセスは22〜28nmで、総投資額が1兆円となり、その半額の5000億円を日本政府が支援するとも言われています。また、このTSMCの工場立ち上げでは、ソニーだけでなくデンソーが参加する可能性もささやかれています。

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