マイナビが「転職活動における行動特性調査2021年版」の結果を発表した。転職活動した人は前回調査より増加したが、転職できた人は減少していた。また、コロナ収束後に再転職したい人のうち、65%が「現在とは異なる職に転職したい」と回答した。
マイナビは2021年10月6日、「転職活動における行動特性調査2021年版」の結果を発表した。同調査の対象者は、20〜50代の正社員男女で直近1年間(2020年6月以降)に転職活動をした人で、転職者800人と転職活動中の800人、合計1600人から有効回答を得た。
まず、2020年6月から2021年7月の間に転職活動をした人を見ると、前年調査(2019年6月から2020年5月の間に転職活動をした人)の11.3%から0.6pt増加し、11.9%だった。
一方で、2020年6月から2021年7月の間に転職活動をして、実際に転職した人は1.9%となり、前年調査の2.7%から0.8pt減少している。正社員の転職活動は新型コロナウイルス感染症の拡大前と同程度に活発化しているが、コロナ禍では経験者の求人が増加しており、転職できた人は減少していることが分かった。
続いて、転職できた人について、コロナ収束後に再転職意向があるかを調べると、「コロナ収束後にまた転職したい」と回答したのは58.6%だった。「また転職したい」と回答した人の割合が最も高かったのは、現在「サービス職」に従事している人で、66.7%だった。
次に、「コロナ収束後にまた転職したい」と回答した人が希望する転職の仕方について調べた。その結果、「現職とは異なる業種、職種で再転職したい」と65.0%が回答した。
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