「エアバッグでできた服」が示す、老舗ブランドの風格と若々しさオートモーティブメルマガ 編集後記

若返りを図るというのは、こういうことでもある。

» 2021年09月15日 12時00分 公開
[齊藤由希MONOist]

 この記事は、2021年9月14日発行の「オートモーティブ メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。


「エアバッグでできた服」が示す、老舗ブランドの風格と若々しさ

 先日、インスタグラムで「エアバッグで作られた服」の写真が流れてきました。ちらっと見た限りでは、どこかのアパレルブランドによる冬物の新作の紹介と思える、クオリティーの高い投稿です。

 ダウンコートのようにふっくらとしたアウターの他、ボトムスやバッグなど幾つかの作品が同時に発表されたようです。ところどころ擦り切れたような傷もあり、「エアバッグと同じ製法の布地で作った服」ではなく、本当にエアバッグの布地を縫い合わせて作られたように見えました。

 それらの写真と一緒に投稿された短い文章には「#40YearsAirbag」というハッシュタグが。これは、1981年に「Sクラス」で運転席用エアバッグを初搭載してから40周年を記念した、メルセデス・ベンツと米国のデザイナー、ヘロン・プレストン氏のコラボレーションでした。

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