実用水準の業務遂行を可能とする「AEI」技術に関する業務提携内容を拡大製造マネジメントニュース

pluszeroは、特定業務で実用的な業務遂行を可能とする技術「AEI」の普及を目指して、アビストとの業務提携内容を拡大した。両社の協力体制をさらに強固にし、製造業における設計工程の生産性向上を図る。

» 2021年09月09日 09時00分 公開
[池谷翼MONOist]

 pluszeroは2021年8月6日、特定業務で実用的な業務遂行を可能とする技術「AEI(Artificial Elastic Intelligence)」の普及を目指して、アビストとの業務提携内容を拡大したと発表した。

 pluszeroが提唱するAEIは、「特定の限られた業務の範囲において、人間のようにタスクを遂行できるAI」を指す。現在のAI(人工知能)技術では実現が困難とされる「汎用人工知能」に代わり、特定条件に限定することで、実用可能な水準での業務遂行に対応する。同社では、3〜5年後の実用化、5〜10年後の本格普及を目標にしている。

 機械設計、システム、ソフトウェア開発を手掛けるアビストとは、2018年9月から業務提携、2019年12月から資本提携している。今回、業務提携の内容を拡大することで、AEIの実現と普及に向けて両社の協力体制をさらに強固にする。

 具体的には、アビストの持つ製造業向け設計支援テクノロジー「3DCAD」やAI、IT関連技術者と、pluszeroのAEI関連技術者との連携により、製造業における設計工程の生産性向上を図る。また、AEIの製造業への適用については、今後はビジネスプロセスアウトソーシングの形で、ビジネスプロセスの一部を請け負うことを目指すとしている。

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