過去に凍結したAIのPoC案件の再生支援サービスを試験導入人工知能ニュース

エイシングは、企業が過去に凍結したPoC案件の再生支援サービス「Re-PoC」の試験導入を開始する。同社独自のエッジAIアルゴリズムを用いるもので、過大なモデルサイズや推論速度不足などで頓挫したPoC案件の再生を支援する。

» 2021年09月09日 08時00分 公開
[MONOist]

 エイシングは2021年8月31日、企業が過去に凍結したPoC案件の再生支援サービス「Re-PoC(リポック)」の試験導入を開始すると発表した。

 同サービスでは、同社独自のエッジAI(人工知能)アルゴリズム「MST」を用いて、過去に凍結したPoC案件の再生を支援する。

 例えば、AIのモデルサイズが大きくなり、ハードウェアに実装する際に頓挫したケースでは、PoCの要件やデータを再活用しつつ、MSTにより同社の独自AIへと変更することで、実装可能なモデルサイズを構築する。また、推論速度が不足していた場合は、制御周期が短い同社のAIを利用することで対応可能にする。

キャプション PoC案件の再生支援サービス「Re-PoC」の活用イメージ(クリックで拡大) 出典:エイシング

 同社では、「Re-PoC」の提供開始にあたり、モニター企業を募集している。過去のPoC案件で上記のような課題に直面したことのある企業は、同年9月1日〜10月29日の期間中に同社に問い合わせることで、審査を経て上限5社まで同サービスを無料で利用できる。

キャプション 「Re-PoC」の流れ 出典:エイシング

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