OKIが中国のプリンタ生産を終了、タイ工場に集約 : 工場ニュース
OKIは2021年9月2日、中国におけるプリンタと複合機の生産を終了すると発表した。生産拠点である沖電気実業(深圳)におけるプリンタと複合機の生産を2021年10月に終了し、タイの工場に移管する。
OKIは2021年9月2日、中国におけるプリンタと複合機の生産を終了すると発表した。生産拠点である沖電気実業(深セン)におけるプリンタと複合機の生産を2021年10月に終了し、タイの工場に移管する。
沖電気実業(深セン)の外観写真
OKIは2001年に沖電気実業(深セン)を設立し、2002年からプリンタ生産を開始した。しかし、今後のグローバルなペーパーレス化の進展も踏まえ、ラインアップのシフトを推進。LEDの強みを生かした産業系商品で特定市場への対応を明確化するとともに、IoT(モノのインターネット)端末などのさまざまな機器にプリンタエンジン(印刷機構)をユニットとして組み込むことを中心にターゲットをシフトする。
こうした方向転換に伴い、生産体制の最適化を実施。沖電気実業(深セン)で実施してきたグローバル市場向け機器の生産はタイのOKI Data Manufacturing(Thailand)に移管することを決めた。また、保守部品生産の一部は、OKI福島工場に移管する。なお、中国におけるプリンタ販売と保守事業は継続する。
≫「工場ニュース」のバックナンバー
技術者が行けない! タイでの新製品量産を遠隔立ち上げしたOKIデータの挑戦
COVID-19により人の移動が制限される中、従来は技術者を派遣していた海外工場での量産立ち上げなどが行えない状況が生まれている。こうした中で、新規設計製品の量産立ち上げを完全リモートで行い成功したのがOKIデータである。カラーLEDプリンタ戦略製品の遠隔立ち上げへの取り組みを紹介する。
“お手製AI”でロボットを強化学習、技術者工数を10分の1にしたOKIデータの革新
OKIデータ LED統括工場では、カラープリンタのLED関連部品の組み立て工程において、双腕ロボットと強化学習を組み合わせることで最適化を実現し、生産ライン構築における技術者の工数を10分の1に削減することに成功したという。
苦節8年、ラベル印刷市場で勝負をかけるOKIデータのカラーLEDラベルプリンタ
ビジネスプリンタ市場に続く、次なる成長のステージとして、ラベル印刷市場向けにカラーLEDラベルプリンタ「Pro1050」「Pro1040」を投入したOKIデータ。同社はなぜ未知の領域であるラベル業界に進出するのか。その狙い、そして苦節8年を費やして完成させたPro1050/Pro1040の特長を製品担当者に聞いた。
ほほ笑みの国で進むデジタル変革の波、タイランド4.0における日系製造業の役割
デジタル変革の動きが全世界で同時に進む中、タイでもタイランド4.0とする大きな経済政策が進められている。タイ国内においてこれらの変革を推進するのに、大きな役割を果たすと期待されているのが日系企業である。JETROバンコク事務所所長の三又裕生氏と工業団地の運営を行うIAETの総裁であるソムチット・ピルーク氏に、タイのデジタル変革の現状と、日系企業への期待について聞いた。
中国スマート工場最前線、“世界最高のモノづくり”に向け中国は何を考えるか
オートメーションと計測の先端総合技術展「IIFES2019」の特別セッションに、中国科技自動化アライアンス スマートファクトリー研究所 所長で事務局長の王健氏が登壇。「中国のスマート製造におけるAI/ビッグデータ/IIoTのメガトレンドとアプリケーション」をテーマに、中国の製造業の現状や直面する課題、昨今のスマート製造、さらには産業用インターネットにおける政府の政策、開発状況などを紹介した。
中国製造2025が目指すもの
「SCF2017/計測展2017 TOKYO」では、テーマセッションに広東省自動化学会理事長の劉奕華氏が登壇。「中国製造2025の最新事情、広東省の製造業とスマート製造」をテーマに、広東省の製造業の現状および中国製造2025の活用、戦略などを紹介した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.