安川電機が4.7GHz帯スタンドアロン構成ローカル5G免許取得、ロボットを遠隔操作FAニュース

安川電機は、九州で初めて4.7GHz帯スタンドアロン構成のローカル5G無線局免許を取得した。ローカル5Gを活用することで、同社の産業用ロボットを遠隔で操作、制御できるようになり、工場のさらなる自動化に貢献する。

» 2021年03月24日 07時00分 公開
[MONOist]

 安川電機は2021年3月8日、九州で初めて、4.7GHz帯スタンドアロン構成のローカル5G無線局免許を取得したと発表した。

 ローカル5Gの導入により、スキルを持つエンジニアが遠隔で操作、調整できるようになり、産業用ロボットなどの自動化設備を導入しやすくなる。また、無線で機械やロボットを接続できるため、配置換え作業が容易になり、生産品目変更にかかる費用が抑えられる。生産性向上を目的とした工場でのデータ収集も容易になる。

 免許取得により、基地局を設置する安川テクノロジーセンタは、安川グループにおける研究開発拠点のハブとなる施設で、2021年3月から稼働を開始する。

 同施設の中で5Gを活用し、工場のスマート化に向けた取り組みを、産学連携および企業同士の連携により進める。産業用ロボットの遠隔制御や新しい生産設備の検証、それらに伴う関連技術、製品開発などに取り組んでいく。

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