企画、そしてプロジェクト化に向けては、多くの愛猫家にインタビューなどを実施し、気まぐれで飽きっぽい猫が自由気ままに遊べる空間をどのように作り出せるかを模索。その結果、小さな穴から顔を出したい、狭い空間に入りたい、高い所に登りたいといった、猫のさまざまな性格に合わせて自由にレイアウトできるという「猫壁」のコンセプトを固めていった。
「猫壁」では、自由に歩き回れる「ステップ」、箱の中で休んだり、穴から顔を出したりできる「ボックス」、穴にすっぽり収まったり、通り抜けしたりできる「トンネル」の3つの機能パーツをラインアップ。これらを用いることで、猫の性格や成長に合わせて手軽にキャットウォークをアレンジできる。
猫が直接触れる部分はフェルト生地を使用し、適度な丸みを帯びたデザインを採用することで、安全面や見た目にも配慮している。機能パーツの耐荷重は約20kgで、「8kg程度の体重が重めの猫が飛んだり跳ねたりしても問題のない設計となっている」(藤原氏)。
機能パーツは、猫の毛並みとインテリア空間に調和する5色を展開。同じく専用パネルも5色から選べる。
今後の「猫壁」の目指す姿として、藤原氏は「建てた後も住まいを思い通りに修正できる“House Re-touch”というコンセプトの下、今回はペットという領域で『猫壁』を開発した。今後も人とペットが末永く共生できる幸せな暮らしの実現を目指して『猫壁』のさらなる発展、具体的にはアイテムの拡充などを図っていき、“House Re-touch”の良さを多くのお客さまに届けていきたい」と語る。また、新規アイテムの拡充については、ユーザーの声に耳を傾け、獣医師やトレーナー、保険会社などのアドバイスを反映しながら進めていきたいとしている。
なお、「猫壁」の今後の販売については、今回のMakuakeプロジェクトの反応を受けて具体的な販売方式などを検討していくという。
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