情報技術開発は、MRで製造業のテレワークをサポートする「Mixed Reality現場支援」サービスを開始した。教育や遠隔作業などを支援するとともに、複合現実空間を創り出してメンテナンス業務の効率向上につなげる。
情報技術開発は2020年11月16日、MR(複合現実)で製造業のテレワークをサポートする「Mixed Reality現場支援」サービスを開始した。教育や遠隔作業などを支援するとともに、複合現実空間を創出してメンテナンス業務の効率向上につなげる。
ユーザーはヘッドセット「Microsoft HoloLens 2」を装着し、ヘッドセット越しに現実空間を見る。この空間にコンピュータが提供する情報を重ね合わせ、複合現実空間を作り出すことで、メンテナンス業務をサポートする。
作業者は、マニュアルや熟練者の作業映像を見ながら、ハンズフリーで現実空間にマッピングされた手順をもとにトレーニングできる。1人でもトレーニングが可能で、社員育成時に熟練者が間近で教える機会を減らせる。
また、遠隔の他社員と、リアルタイムで作業現場の状況やマニュアルを共有しつつ、サポートを受けられる。個々の判断ミスによる手戻り作業の発生を防止できる。
作業報告書はハンズフリーでその場で作成、送信できるため、報告書を会社に戻って作成する必要がなくなる。写真、動画撮影機能を備え、客観的な証拠データを取得でき、証跡管理にも対応。過去の事象分析にも利用できる。蓄積したデータを分析することで、今後の業務改善に寄与する。
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