オリックス・レンテックは、デスクトップ型樹脂3Dプリンタの法人向け短期レンタルサービスを開始した。用途に合わせた多種多様な造形に対応できるよう造形方式の異なる3機種を取り扱う。
オリックス・レンテックは2020年11月16日、デスクトップ型樹脂3Dプリンタの法人向け短期レンタルサービスを開始したことを発表した。
同サービスでは、用途に合わせた多種多様な造形に対応できるよう、Markforged製FDM(熱溶解積層)方式3Dプリンタ「Mark Two」、Sinterit製SLS(粉末焼結積層造形)方式3Dプリンタ「Lisa Pro」、Formlabs製SLA(光造形)方式3Dプリンタ「Form 3」の3機種を取り扱う。最短5日間からレンタル可能で、「本格導入前に試しに使ってみたい」「仕事量の増減に合わせて利用したい」といったニーズに対応する。
Mark Twoは、カーボンファイバー素材に対応する3Dプリンタで、ナイロンなどの樹脂素材にファイバー素材を織り込むことにより、金属並みの耐熱性や耐久性を実現する。工業用パーツや治具などの製作に適している。Lisa Proは、中空構造など複雑形状の造形に適した3Dプリンタで、サポート材を除去する手間が削減できるため、効率性が求められる量産に最適だという。Form 3は高精細な造形を得意とし、豊富な材料ラインアップをとりそろえる。製品の形状確認などの用途に向く。
月額レンタル料金(税別)は、Mark Twoが117万5000円、Lisa Proが87万円、Form 3が16万3000円。レンタル期間が6カ月以上12カ月未満で、2021年3月31日までに申し込みをすると77%引きの特別料金が適用される(Mark Two:26万7300円、Lisa Pro:19万8000円、Form 3:3万7100円)。利用には別途、PC、材料、メンテナンスキットが必要となる。
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