HACCP対応で、IoTを活用したデータ収集や可視化できるサービス開始製造ITニュース

エヌ・ティ・ティ・スマートコネクトは、IoTプラットフォームを活用した、データ収集、蓄積、可視化サービス「HACCP対応サービス」「熱中症/インフルエンザ対策サービス」の提供を開始した。

» 2020年09月18日 09時00分 公開
[MONOist]

 エヌ・ティ・ティ・スマートコネクトは2020年8月31日、IoT(モノのインターネット)プラットフォームを活用した、データ収集、蓄積、可視化サービスの提供を開始した。冷蔵庫、冷凍庫の温度を一元管理する「HACCP対応サービス」と、暑さ指数(WBGT)や絶対湿度を測定し、熱中症やインフルエンザのリスクを警告する「熱中症/インフルエンザ対策サービス」の2種を用意する。

 HACCP対応サービスは、従来は手作業で管理していた冷蔵庫や冷凍庫の温度を、センサーデバイスから自動で定期的に取得。手作業時に発生していた作業負荷を軽減し、記入漏れや記入ミスを抑制できる。温度と時間を適切に管理するため、2021年6月に完全施行となるHACCPに対応できる。初期費用の負担がない月額制サービスのため、手軽に導入できるのも特徴だ。月額料金は個別見積もりとなる。

キャプション 「HACCP対応サービス」のイメージ(クリックで拡大) 出典:エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト

 熱中症/インフルエンザ対策サービスは、学校や工事現場などの温度および湿度データを収集し、事前に設定したしきい値を超えた場合に、メールやパトランプに通知するサービスだ。搭載した黒球温度計によってWBGTを測定し、日本生気象学会などの各ガイドラインに準拠したアラートを発出できる。

 また、センサーによって絶対湿度データを測定し、インフルエンザが流行しやすい絶対湿度になると同じくメールやパトランプに通知する。屋内プランが初期費用31万5300円、屋外プランが初期費用34万2900円。いずれも月額費用は1万9500円で、最低契約期間は3カ月となっている。

キャプション 「熱中症/インフルエンザ対策サービス」のイメージ(クリックで拡大) 出典:エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト

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