フジクラは、暑さ指数を見える化し、必要に応じて熱中症の危険度を通知する「熱中症予防IoTソリューション」の提供を開始した。学校や工事現場、介護施設での利用を見込む。
フジクラは2020年6月25日、IoT(モノのインターネット)を利用して暑さ指数(WBGT)を見える化し、必要に応じて熱中症の危険度を通知する「熱中症予防IoTソリューション」の提供を開始した。センサーノードとクラウドアプリケーションで構成する。学校や工事現場、介護施設での利用を見込む。
センサーノードには輻射熱を測定する黒球温度センサーを搭載し、JIS B 7922クラス2準拠のWBGT測定が可能。屋内用と屋外用の2種類があり、屋外用にはラジエーションシールド付き温湿度センサーも搭載する。
データ伝送には、920MHz帯の無線通信を使用。マルチホップ通信モデル、またはLoRaWAN通信モデルから選べる。電源には、独自開発の色素増感太陽電池(DSSC)を使用する。電源線や通信線が不要で、設置やメンテナンスが容易だ。
センサーノードの暑さ指数データは、「見える化」クラウドアプリケーションから確認する。複数拠点のデータを一度に見られるほか、過去のデータも閲覧できる。暑さ指数データが設定値を超えると、管理画面の表示色、警報音やメールで熱中症発症のリスクが高いことを通知する。
学校の各教室内や屋外など、それぞれの環境を細かく計測することで、熱中症予防に貢献する。
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