中国の新工場で、複合機の量産を2020年7月から開始:工場ニュース
リコーは、中国の新工場で2020年7月から複合機の量産を開始する。IoTや自動化設備の導入などによるデジタルマニュファクチュアリングの推進で、生産性向上を目指す。
リコーは2020年6月23日、中国広東省東莞市に設立したオフィスプリンティング機器の生産会社Ricoh Manufacturing(China)の新工場において、同年7月から複合機の量産を開始すると発表した。
新工場の外観(クリックで拡大) 出典:リコー
Ricoh Manufacturing(China)は、新工場をグローバル集約生産拠点と位置付け、IoT(モノのインターネット)や自動化設備の導入などによるデジタルマニュファクチャリングを実践する。また、設備の保守予兆管理や作業者の動作分析による生産性向上、生産の革新、オフィス機器の稼働品質向上を目指す。
新工場では、環境最先端工場として、太陽光発電設備や置換換気空調システム、自然採光、自然換気などを採用。他工場と比べCO2消費量を70%以上低減することで、脱炭素社会の実現にも貢献する。
今後、新工場では、デジタル技術を活用した次世代生産システム構築を加速し、タイのRicoh Manufacturing(Thailand)と連携した主要複合機の並行生産を強化する。また、環境最先端工場としての取り組みから得た知見やノウハウを提供することで、中国国内の社会課題解決などへの貢献も目指す。
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