超高速3Dプリンタを用いた受託造形サービスに2つの素材を新たに追加:3Dプリンタニュース
DMM.comは、DMM.make 3Dプリント事業で展開する受託造形サービスにおいて、Nexa3D製3Dプリンタ「NXE400」を用いた造形素材として、新たに「xABS」および「PPライク」を追加した。
DMM.comは2020年7月8日、DMM.make 3Dプリント事業で展開する受託造形サービスにおいて、Nexa3D製3Dプリンタ「NXE400」を用いた造形素材として、新たに「xABS」(黒色)および「PPライク」(半透明)を追加したことを発表した。
同サービスでは、これまでNXE400用の造形素材として、低コストでモックアップ製作に最適な「xGPP」(灰色)を展開してきた。
NXE400は、潤滑剤サブレイヤー光硬化(LSPc:Lubricant Sublayer Photo-curing)技術による高速造形を可能にした光造形方式の3Dプリンタで、1分間に最大1cm(Z軸方向)の速度で、最大16リットルもの部品を連続的に出力できる。最大造形サイズは、275×160×400mmである。
今回新たに追加されたxABSは、ABS樹脂を用いた射出成形品と同等の品質と強度(高耐久性)を誇り、製品開発における試作や最終製品に用いられるパーツの造形などに使用可能だ。一方、PPライクは文字通りPP(ポリプロピレン)に近い柔軟性があり、かつ吸水性が低いため、液体を入れる容器などの造形に適し、試作からパーツ造形まで幅広く利用できるという。
(左)xABSを用いた造形サンプル/(右)PPライクを用いた造形サンプル ※出典:DMM.com [クリックで拡大]
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