エムエスシーソフトウェアは、MSC Software製品へのアクセスプラットフォーム「MSCOne」の拡張版を発表した。パートナー企業が提供する最先端のシミュレーションソリューションを、1つのプラットフォーム上で利用できる。
エムエスシーソフトウェア(MSC)は2020年6月22日、MSC Software製品へのアクセスプラットフォーム「MSCOne」を拡張した「MSCOneXT(MSCOne Extended Edition)」を発表した。MSCのパートナー企業が提供するソフトウェアへのアクセスが可能になる。
MSCOneは、材料の研究開発から、設計、バーチャルマニュファクチャリング、製品テストまで、製品開発ライフサイクルを通じて必要なCAEソフトウェアへのアクセスを提供する。MSCOneXTはさらにアクセス範囲を拡張し、テクノロジーパートナーが提供する最先端のシミュレーションソリューションを1つのプラットフォーム上で試せる。
MSCOneユーザーは、複雑でリスクやコストを伴う複数のCAEサプライヤーとの契約を管理する必要はなく、ワークフローを強化する多様なソフトウェアにアクセスでき、より詳細なシミュレーションを実行できるようになる。
例えば、MSCOneXTプログラムに参加したSmartUQは、モデルのキャリブレーションと検証、デジタルツイン、製造分析といった高度なアプリケーションをMSCソリューションセットに追加する。
またMSCは、トークンを使った広範な「CAE e-Learning」へのアクセスを拡張。これにより体系的なオンデマンドコースと段階的なワークショップを利用し、広範な専門領域、物理特性、製品グループの新しいスキル、人材開発を進められる。
さらに「MSC Apex Generative Design」や「CAEfatigue」などの新製品も利用できるようになり、材料設計、構造、音響、熱流体解析、生産プロセス設計、疲労解析など、多様なシミュレーションをサポートする。
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