デジタルアルティザンは、同社メンバーが立ちあげたデジタル技術を活用したフットウェアブランド「MAGARIMONO」へデジタルの知見、手法を提供した。同ブランドは6月中旬にフットウェアの全貌を公開し、受注を開始する。
デジタルアルティザンは2020年6月1日、同社メンバーが手掛けるデジタル技術を活用したフットウェアブランド「MAGARIMONO」に対し、デジタルの知見、手法を提供したことを発表した。同ブランドは受注生産による提供を前提としており、同月中旬のECサイトのオープンとともに詳細を発表する。
MAGARIMONOは、同社メンバーが立ち上げた合同会社「MAGARIMONO」によるフットウェアブランド。フットウェアとデジタル領域のデザイナーがデジタル技術を活用して作り上げた。
デジタルアルティザンは、同プロジェクトに職人とデジタル製造先のネットワーク、デジタル機器などを提供している。ソールの造形には、3DプリンタメーカーのShining 3DのSLS積層方式3DプリンタによるTPUを使用した。
フットウェアは、ソールやアッパーの生地3Dプリントし、ほぼ全てのパーツを3Dプリントによって製作する。これまでの大量生産の手法による製造の制約、無駄を大きく改善している。
デザインテーマは「CLOUD」で、その名の通り、4つの種類の雲にちなんだ異なる構造のデザインを採用。それぞれの構造が生み出す全く違う履き心地を持ち、片足から受注できる。
また将来的には、個人のサイズに合わせたスニーカーの提供や、金型の成形条件にとらわれない自由度の高さで、センサーなどのデバイスを装着できるようになるとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.