コンテックは、計測制御、通信デバイスドライバ「APT-TOOL for Windows」のアナログ入出力、デジタル入出力、カウンタをバージョンアップし、統合した。拡張バスからリモートI/Oまで、デバイスに依存しないプログラム開発が可能になる。
コンテックは2020年5月11日、計測制御、通信デバイスドライバ「APT-TOOL for Windows(API-TOOL)」のアナログ入出力、デジタル入出力、カウンタの3種をバージョンアップしたと発表した。新バージョンは、同社Webサイトから無料でダウンロードできる。
新バージョンのAPI-TOOLは、PCI Express、PCI、USBのPC用拡張バスからEthernetや無線リモートI/Oまで、デバイスの違いを気にせずプログラム開発ができる。
アナログ入出力のAPI-TOOL統合バージョンは「API-AIO(WDM)Ver.6.30」で、各種パラメーターに初期値を持ち、API関数が機能ごとに分類されるなど、従来より使いやすくなっている。デバイスはPCIボード、PCI Expressボード、USBモジュール、Wireless I/O、「CONPROSYS」「CONPROSYS nano」シリーズに対応する。
デジタル入出力のAPI-TOOL統合バージョンは「API-DIO(WDM)Ver.7.40」。指定ポート、指定ビットのデジタル入出力が可能だ。また、最大16枚の同一ボード(ドライバは最大256枚)をコントロールできる。対応デバイスシリーズは、PCIボード、PCI Expressボード、USBモジュール、Ethernet、Wireless I/O、CONPROSYS、CONPROSYS nanoとなっている。
カウンタのAPI-TOOL統合バージョンは「API-CNT(WDM)Ver.4.90」で、ウェイト機能を備える。指定チャンネルのカウント値やステータスレジスタの読み出し、プリセット値の書き込みが可能だ。API-DIO同様にボードをコントロールできる。デバイスは、PCIボード、PCI Expressボード、USBモジュール、CONPROSYSシリーズに対応する。
いずれも、対応OSはWindows 7、8.1、10(Windows Vista以前、Windows 8はサポート対象外)。開発言語は、Microsoft VisualのBasic.NET 2010〜2019とC# 2010〜2019、C++(MFC)2010〜2019に対応する(Visual Studio 2008以前、Delphi、C++ Builderはサポート対象外)。
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