リコー電子デバイスは、IoTの実証実験など向けの環境センサーボード「RIOT-001」を発売する。温度や湿度、気圧、照度をエナジーハーベストでデータ収集できる。
リコー電子デバイスは2020年1月23日、IoT(モノのインターネット)の実証実験など向けの環境センサーボード「RIOT-001」を発売すると発表した。同日よりサンプル受注を開始し、1個購入時の参考価格は1万9800円となっている。
RIOT-001は、温度や湿度、気圧、照度をモニターできるボードだ。これらの情報をBluetooth Low Energy(BLE)を用いて送信することで、専用アプリをインストールしたスマートフォンやタブレットに情報を表示できる。
搭載したエナジーハーベスト用の降圧DC-DCコンバーター「R1800」により、太陽電池からの電力を二次電池に充電することができる。また、昇降圧DC-DCコンバーター「RP604」により、MCUやBLE、センサーを動作させることで、スタンバイ、アクティブ動作ともに高効率で動作させられる。他に、低消費電力でバッテリーモニターアシスト機能を持つLDOレギュレーター「RP124」も搭載した。
なお、RIOT-001と同時に専用のコイン電池ボード「RIOT-C01」もサンプル提供を開始。環境センサーボードに取り付ければ、約1年半にわたり、5秒間隔のBLE通信の稼働が可能だ。RIOT-C01の参考価格は、4980円(1個購入時)となる。
リコーが高速かつ省電力のAI技術を開発、IoTデバイス上での学習も可能に
新型Raspberry Pi 4が登場、Pi 3と基本仕様を比較
技適対応で国内販売解禁の「Raspberry Pi 4」、確かな性能向上も爆熱に!?
まずは「Jetson Nano」の電源を入れて立ち上げる
「Jetson Nano」を“まとも”に使えるようにする
IoT向けスマートセンシングプロセッサ搭載ボードを発表Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
組み込み開発の記事ランキング
コーナーリンク
よく読まれている編集記者コラム