umati@EMO2019には工作機械やその関連メーカー70社が参加し、全部で110台の工作機械がumati接続を実現した。欧州からの参加が中心ではあるがその参加国は10カ国におよび日本からの参加も数多く見られている(図3)。
umati接続を実現した機械本体には、umatiのロゴおよび2次元バーコードが貼り付けられる。来場者はスマートフォン端末などでこの2次元バーコードを読み込むと、企画主催者が準備した「umatiダッシュボード」のシステムの画面が表示され機械のステータスを確認できるという仕組みだ (図4)。
umatiダッシュボードへはスマートフォンからだけではなくもちろんPCのブラウザ上からもアクセスが可能となっている。URL(https://dashboard.umati.app/)をブラウザへ入力することで、umati接続に参加した各社の機械の稼働状況をEMOの開催期間中、誰でも確認することが可能となっていた (図5)。また、umati@EMO2019では主催者が提供したumatiダッシュボードを含め、企画へ参加した各社からダッシュボードやゲートウェイなど28種類にも及ぶソフトウェアソリューションが出展されていたのも特筆すべき内容だ。工作機械の共通インタフェースがつなぐのは「機械」と「システム」だということをまさに象徴しているといえるだろう。
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