コンテックは、同社の計測制御機器とEdgecrossプラットフォームのデータ連携を可能にするソフトウェア「CONTECデータコレクタ」を発表した。Edgecrossの活用範囲を広げ、さまざまな産業のIoT化促進に貢献する。
コンテックは2019年10月8日、同社の計測制御機器やリモートI/O機器と、Edgecrossプラットフォームのデータ連携を可能にするソフトウェア「CONTECデータコレクタ」を発表した。CONTECデータコレクタ(forデジタル入出力)のEdgecrossマーケットプレース価格は3万円(税別)で、同年11月より販売を開始する。
Edgecrossは、製造現場のIoT(モノのインターネット)化を進めるための標準的なオープンプラットフォームで、FAとITシステムの間のエッジコンピューティング領域をシームレスに連携する。産業ネットワークからのデータ収集は、製造現場で広がってきているが、これまで産業ネットワークに対応していないセンサーやスイッチ回路を直接接続できる機器やソフトウェアは少なかった。
CONTECデータコレクタにより、Edgecross上で同社の計測制御機器やリモートI/O機器が活用できるようになり、産業ネットワークに対応していないセンサーやスイッチ回路からでもデータ収集が可能になる。Edgecrossプラットフォームの活用範囲が広がることで、さまざまな産業のIoT化促進に貢献する。
同社は同日、CONTECデータコレクタとEdgecross基本ソフトウェア体験版を搭載した、IoT向け産業用コンピュータについても発表した。価格はオープンで同年11月から受注を開始する。
製造現場のエッジコンピューティングの基盤として普及着々、Edgecrossの現状
定着進むエッジクロス、会員は250社を突破し1460ライセンスを販売
エッジクロスがエッジコンピューティング用基本ソフトを発売、値段は10万円から
三菱電機のFA-ITオープンプラットフォーム構想が「Edgecross」に、2018年春発売
自律するスマート工場実現に向け、IoTプラットフォーム連携が加速へ
2018年の製造業IoTは“プラットフォーム”元年に――ウフル専務八子氏
IoTプラットフォームが引き出すスマート工場の真の価値Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Factory Automationの記事ランキング
コーナーリンク