日本の製造業において、先述したように技能人材の不足が大きな課題となる中、製造・生産現場で「技能のデジタル化に取り組んでいる」あるいは「取り組む意向がある」と回答した企業は86.1%に上る(図16)。
データの利活用が鍵を握る中で、データの収集を行う企業の割合は足元で減少したものの(図17)、収集したデータを具体的な用途に活用している企業は着実に増加している(図18)。一方で、顧客とのやりとりやマーケティングの効率化につなげられている企業はわずかで、今後は顧客とのやりとりなどバリューチェーン全体を見据えた取り組みが求められ、製造業のデジタル化は第2段階に向かうとしている。
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