Ridge-iとリコーは、共同開発したAI外観検査サービスの本格展開に向け、共同実証に参加する先行ユーザーの募集を開始した。全国の中小企業の生産性向上を支援する。
Ridge-iとリコーは2019年9月26日、共同開発したAI(人工知能)外観検査サービスの本格展開に向け、共同実証に参加する先行ユーザーの募集を開始したと発表した。また、リコーは、同サービス導入の相談を受け付けるWebサイト「リコーAI画像検査ラボ」(https://industry.ricoh.com/ai-lab/)を開設した。
AI外観検査サービスは、全国の中小企業の生産性向上を支援するもので、Ridge-iの画像AI解析技術と、リコーの撮像・光学技術を組み合わせて共同開発した。共同実証において、実際の製品や生産物の検査業務における使いやすさや導入効果を検証する。
リコーAI画像検査ラボでは、AIによる外観検査のシステム化を進める際に必要な実際の対象物による可能性検証が手軽にできる。相談時には、実施したい検査内容や対象物の写真データを登録。外観検査を実施できる可能性が高い場合は、実際の対象物を送付してもらい、現物での検証とAI解析を実施し、無償で簡易レポートを作成し、提供する。
実際の対象物の検証によって導入できると判断できた場合、共同実証に先行ユーザーとして協力してもらい、ユーザーの環境に合わせたAI外観検査サービスを有償で構築、提供する。
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