スリーディー・システムズ・ジャパンは、光造形方式の製造ソリューション「Figure 4 Modular」と、新材料3種を日本国内で発売した。Figure 4 Modularは、パーツの再現性と表面品質が高いうえ、1時間に100mmの超高速造形が可能だ。
スリーディー・システムズ・ジャパンは2019年10月2日、3Dプリント製造システム「Figure 4 プラットフォーム」のうち、光造形方式の製造ソリューション「Figure 4 Modular」と、Figure 4で使用できる新材料を日本国内で発売した。
Figure 4 プラットフォームには、「Figure 4 Standalone」「Figure 4 Production」「Figure 4 Modular」の3モデルがある。
Figure 4 Standaloneは、工業グレードのシングルエンジンソリューションで、少数ロットの造形や試作などに利用できる。Figure 4 Productionは、カスタマイズ可能な自動化製造ソリューションだ。
今回、日本で発売されたFigure 4 Modularは、パーツの再現性と表面品質の高さに加え、1時間に100mmの超高速造形が可能だ。材料の補給は自動化され、集約されたポストプロセスを利用できる。拡張も可能で、最大24個までプリントエンジンを増やせる。また、付属のソフトウェア「3D Sprint」により、各エンジンで異なる材料を使用し、高い処理能力を保持しながら同時進行で造形できる。
新材料3種のうち、透明な琥珀色の「Figure 4 MED-AMB 10」と白色の「Figure 4 MED-WHT 10」は、滅菌可能な生体適合材料。硬度を必要とする高温および医療系のアプリケーションに適している。「Figure 4 HI TEMP 300-AMB」は、フローが可視化できる半透明の高耐熱性プラスチックとなっている。
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