OKKは、横形マシニングセンタ「HM6300」「HM8000S」を発表した。独自のマルチクランプ方式とテーパコーン方式により、パレット精度が向上。また、任意割り出しテーブルに転がり駆動の精密減速装置を採用し、高速割り出しと剛性向上を両立した。
OKKは2019年9月12日、横形マシニングセンタ「HM6300」「HM8000S」を発表した。同社横形マシニングセンタ「HM」シリーズの新製品で、コストを抑えながらクラス最速、最強の性能を誇る。
HM6300は、最大積載重量が1500kgで、各種移動量(X×Y×Z)が1050×900×1030mm。630mmのパレットは、独自のマルチクランプ方式とテーパコーン方式により精度を高めた。また、任意割り出しテーブルに転がり駆動の精密減速装置を採用したことから、高速割り出しが可能になり、剛性も向上している。
早送り速度はXZ軸が75m/分で、Y軸は54m/分。主軸回転速度は1万2000min-1、工具本数は60本となる(オプションとして40、80、116、120、176、236本を用意)。
HM8000Sは、最大積載重量が1400kgで、パレット寸法は800mmだ。各種移動量や早送り速度、主軸回転速度、工具本数はHM6300同様のスペックとなる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.