CIPカーネルチームは、CIP SLTSカーネルツリーを管理するメンテナーと、開発者で構成されています(図4)。メンテナーにはコミュニティーで広く活躍する岩松信洋氏とPavel Machek氏がアサインされています。
CIPカーネル開発者はCIPメンバー企業から参加しています。新規機能はメインラインに、バグフィックスなどはメインラインおよびLTSにそれぞれ貢献します。また、新規機能をCIP SLTSカーネルに反映するためにバックポートを行います。
LTSにはセキュリティフィックスも順次取り込まれていきます。CIP SLTSカーネルは、最新のLTSを取り込んでリリースされます。リリース後既に3年が経過したCIP SLTS4.4は月1回、2019年1月にリリースされたCIP SLTS4.19は月2回のペースでマイナーリリースが行われています(図5)。
現状は、CIP SLTSカーネルがベースとするLTSはまだ存続していますが、これらのサポートが終了した後は、CIPカーネルメンテナーが中心となってサポートを継続していきます。
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