ASEAN地域のEMS事業の生産能力を増強する第2工場をタイに建設工場ニュース

加賀電子は、タイの現地法人KAGA ELECTRONICSの第2工場を建設する。ASEAN地域の電子機器の受託製造サービスなどのEMS事業の生産能力を増強し、成長戦略を加速させる。

» 2019年09月19日 07時00分 公開
[MONOist]

 加賀電子は2019年9月3日、タイの現地法人KAGA ELECTRONICSの第2工場を建設すると発表した。ASEAN地域の電子機器の受託製造サービスなどのEMS事業の生産能力を増強し、成長戦略を加速する。

 新工場はチョンブリー県アマタナコン工業団地内に建設し、事業所名はアマタナコン第2工場(仮称)。延床面積は約5300m2で、土地、建物はレンタルして投資額は約5億円だ。複合機、プリンタ用の伝送基盤などを生産し、従業員数は200人(最大350人)となる予定。2019年12月の稼働を予定している。

 同社が成長ドライバーの中核に位置付けるEMS事業は、増加する顧客からの要望に対応して海外拠点の拡充を進めており、現在は日本を含め10カ国、16カ所にEMS生産工場を構えている。

 新たに建設するタイ第2工場による生産能力の増強により、既存顧客からの増産要望、新規顧客からの受注に対応。長期化が懸念される米中貿易問題の影響を回避した中国からASEAN地域への生産移管の動きも視野に入れ、操業開始後2年以内に売上高100億円を目指す。

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