日本医療機器開発機構は、8社を引受先とする第三者割当増資を実施した。資金調達により、既存の医療機器の開発促進、新規案件の発掘、販路の拡大などを実施し、事業を加速させる。
日本医療機器開発機構(JOMDD)は2019年7月10日、8社を引受先とする第三者割当増資を実施したと発表した。
JOMDDは、企業や大学・研究機関と連携し、医療系スタートアップ支援や医療機器製品などを事業化するインキュベーター。広く世界で利用される国産製品を育てるため、地方自治体などとの連携、企業向けのコンサルティングなどを実施している。
今回の増資の引受先企業は、大分ベンチャーキャピタル、キヤノン、新潟ベンチャーキャピタル、芙蓉総合リース、マクニカ、三菱UFJキャピタル、みなとキャピタル、横浜キャピタルの8社。JOMDDのポートフォリオ企業や自社開発案件が堅調に成長していることから、今回の増資につながった。
JOMDDの主な投資先には、マイナビが2019年4月に子会社化したエクスメディオ、2018年10月に約20億円を調達したメルティンMMI、同年6月に約3.5億円を調達したシンクサイトがある。
今回の資金調達によりJOMDDでは、既存の医療機器の開発促進、新規案件の発掘、販路の拡大などを実施し、事業を加速させたいとしている。
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