東芝インフラシステムズは、産業用コンピュータシリーズの新製品「FA3100T model 800」を発売した。頑健性や保守性、長期供給など同シリーズの利点はそのままに、処理性能が従来機比で3倍以上向上している。
東芝インフラシステムズは2019年5月30日、産業用コンピュータシリーズの新製品「FA3100T model 800」を発売した。同社産業用コンピュータシリーズの頑健性やメンテナンスのしやすさ、信頼性、可用性、長期供給、長期保守といった利点はそのままに、処理性能を高めた。
FA3100T model 800は、CPUにIntelのXeonプロセッサ「E3-1275 v5(3.6GHz/4コア)」を採用し、従来機「FA3100SS model 1000」と比較して処理性能が3倍以上に向上している。
メインメモリは「DDR4 SDRAM」で、最大16Gバイトまで搭載可能で(32Gバイトは別途サポート予定)、膨大なデータを高速処理する多様なシステムに適している。また、シングルビットエラーを検出して、訂正するECC機能を搭載。システムを安定して稼働させる。
インタフェースはRS-232Cを2ポート、拡張スロットとしてPCIeを3スロット、PCIを4スロット標準搭載し、既存のハードウェアを活用できる。OSは、最新のWindowsやWindows Serverだけでなく、Windows7などの旧OSもサポートするため、システムをスムーズに移行できる。さらに、Ethernetインタフェースを3ポート標準搭載し、IoT(モノのインターネット)に対応する。
セキュリティ対策として、本体ロック金具やワイヤロック取り付け用のセキュリティスロットを標準搭載し、盗難を防止。内部へのアクセスも遮断する。
発売から5年間は同一機種を供給し、販売終了後も7年間の長期保守サービスを提供(有償で保守対応期間を3年延長可能)。これにより、システムへの継続的な組み込みや、装置の段階的な増設が可能になる。
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