新機能を搭載した3D CADプラットフォーム「Creo」最新版を発表CADニュース

PTCは、設計・製造関連機能を単一環境で提供する3D CADプラットフォームの最新版「Creo 6.0」を発表した。リアルタイムシミュレーション機能、AR、付加製造のブレークスルー機能を提供する。

» 2019年04月15日 13時00分 公開
[MONOist]

3D CADプラットフォーム「Creo 6.0」

 PTCは2019年4月2日、設計、製造関連機能を単一環境で提供する3D CADプラットフォームの最新版「Creo 6.0」を発表した。リアルタイムシミュレーション機能、AR(拡張現実)、付加製造のブレークスルー機能を新たに提供する。

 Creo 6.0では、最大10件のエクスペリエンス(体験)のモデルや権限の管理、スマートフォン、タブレット端末、HoloLensを使用したモデルのフルスケール表示ができる機能を追加。AR体験は、リンク、ThingMarks、QRコードにより、起動できる。

Creo 6.0 3D CADプラットフォーム「Creo 6.0」の使用イメージ 出典:PTC

 また、ランダムな多孔質体形状や等角格子形状、らせん形状などの数式で定義された格子形状の作成や、Creoのジオメトリを使用したカスタム格子形状の定義なども提供する。

 造形方向の分析および最適化にも対応し、プリント時間を短縮する他、サポート構造の最小化、トレイ使用率の最大化を図れる。「3MF」のサポートも拡張した。

 さらに、フィーチャーの作成、編集のためのミニツールバー、最新のフィーチャーダッシュボード、モデルツリーの機能強化などを搭載し、ユーザーインタフェースの改善や操作性の向上を実現。高度なフレーム設計やインテリジェントファスナーの機能を提供するエクステンション、モデルベースの定義、ケーブル設計、モデリングのコア機能なども強化した。


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