文字レス対話ソフトを搭載した精密平面研削盤、3次元機上測定装置も搭載FAニュース

岡本工作機械製作所は、CNC超精密平面研削盤「UPG-CALi」シリーズを発表した。生産現場のグローバル化を視野に入れた文字レス対話ソフトと、3次元機上測定装置を搭載している。

» 2019年03月26日 07時00分 公開
[MONOist]

 岡本工作機械製作所は2019年3月6日、CNC超精密平面研削盤「UPG-CALi」シリーズを発表した。生産現場のグローバル化を視野に入れ、文字を介さず精密な研削ができる文字レス対話ソフトを搭載。同年4月に発売する。

 同シリーズは、各軸ブロックセレクト方式を採用。摺動面や駆動、スピンドルの方式を選択でき、部品共通化による量産化を可能にした。

 また、NC数値制御による首振りドレス装置、ワークインデックス装置、といし軸旋回、マルチポジション研削などにも対応。精密な位置決めができるリニアモーター駆動方式を左右前後軸ともに採用している。

 新開発の研削専用の5軸CAMにも対応し、NCプログラミングや専門知識を必要としないCAMシステムの開発により、複雑な形状の研削を容易にした。さらに、3次元機上測定ソフトを新たに開発し、研削後の測定だけではなく、補正研削にも対応。研削盤を測定装置としても活用可能だ。

photo CNC超精密平面研削盤「UPG-CALi」シリーズ 出典:岡本工作機械製作所
photo CNC超精密平面研削盤の操作イメージ(クリックで拡大) 出典:岡本工作機械製作所

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