3DEXPERIENCE.WORKSに続く大きな発表となったのが、フリーフォーム3Dモデリングツール「xShape」だ。xShapeはこれまでに発表されていた3D設計スイート「xDesign」に続く、ブラウザ上で動作する3DEXPERIENCEアプリケーション「xApp」ファミリーの製品となる。
xShapeはサブディビジョンサーフェスモデリングを採用。パラメトリックモデリングを採用するSOLIDWORKSで設計が難しかった「有機的で手になじむデザイン」を、ブラウザ上でのシンプルな操作により実現する。
xShapeのメインターゲットは既にデスクトップのSOLIDWORKSを利用しているユーザーで、SOLIDWORKSとxShapeにおけるデータ変換を気にすることなくシームレスな連携を特徴としている。ゼネラルセッションでは、デスクトップのSOLIDWORKSでモデリングしたリモコン内部パーツのアセンブリをベースにxShapeで外装設計を行うデモを披露した。
xShapeは2019年3月より一部の顧客向けにクローズドベータを実施する予定だ。その後、オープンベータは同年夏から開始するとしている。
今回開催されたSOLIDWORKS World 2019は6000人超の来場者が訪れ、過去最多の来場規模となった。そんな中、次回のSOLIDWORKS年次イベントがSOLIDWORKS Worldから「3DEXPERIENCE World」へと名称変更されることがゼネラルセッションの終盤で明かされた。
次回の年次イベント「3DEXPERIENCE World 2020」は米国テネシー州ナッシュビルで、2020年2月9〜12日(現地時間)に開催される。
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