横河計測は、高確度かつ高速な波長測定ができる光波長計「AQ6150B」「AQ6151B」を発売した。波長帯域の拡大や従来機より約2倍の高速測定により、高まる検査効率の良い光波長計への需要に応える。
横河計測は2018年11月30日、高確度かつ高速な波長測定ができる光波長計「AQ6150B」「AQ6151B」を発売した。同社が2012年に発売した「AQ6150」シリーズの後継機で、波長帯域の拡大と従来機の約2倍の高速測定により、測定効率の向上に貢献する。
測定開始から解析、データ転送までを0.2秒以下で行うことで、生産スループットを大幅に向上させた。また、AQ6150Bは±0.7ppm、AQ6151Bは±0.2ppmの高確度での波長測定ができ、最大1024波までの同時測定が可能だ。
両モデルとも標準タイプ(1270〜1650nm)に加え、CWDM伝送用デバイスの生産に使用できる波長拡張タイプ(1200〜1700nm)や、光増幅で用いられるポンプLDなどの生産向けの広帯域タイプ(900〜1700nm)も用意している。
単一波長だけを高速に測定することが求められるウエハーやレーザ半導体チップなどの自動検査装置向けに、両モデルに単一波長検出タイプも追加。さらに、内蔵波長基準光源の交換周期の延長や低価格な交換サービスの提供により、ライフサイクルにわたる維持費の軽減にも貢献する。
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