システム開発ソフトウェアの最新版を発表、「MATLAB」との連携を強化組み込み開発ニュース

日本ナショナルインスツルメンツは、システム開発ソフトウェア「LabVIEW NXG」の最新版を発表した。システムのセットアップや構成、Web対応アプリケーションの作成など、自動テスト・計測アプリケーションの開発工数を削減する。

» 2018年12月07日 10時00分 公開
[MONOist]

 日本ナショナルインスツルメンツは2018年11月27日、システム開発ソフトウェア「LabVIEW NXG」の最新版を発表した。システムのセットアップや構成、テスト・計測コードの開発、Web対応アプリケーションの作成など、自動テスト・計測アプリケーションの開発工数を削減する。

 2017年に発売したLabVIEW NXGは、これまで改良を重ね、40種類以上の機能を追加してきた。最新版では、「LabVIEW NXG FPGAモジュール」「LabVIEW NXG Webモジュール」に新機能を追加し、MathWorksの「MATLAB」との連携を強化した。

 FPGAモジュールには、FPGA開発とデバッグ用に新しいワークフローを搭載。USRP(Universal Software RadioPeripheral)とKintex-7FlexRIOターゲットに対応した。

 Webモジュールでは、「WebVI」とダイナミックWebアプリケーションのイベントやプロパティ、JavaScriptライブラリの統合サポート機能を追加した。同社のクラウドサービス「SystemLink Cloud」へのアクセスにも対応している。

 最新版では、新たにMATLAB用インタフェースを搭載。LabVIEW NXGからMATLABコードを直接呼び出すことが可能で、既存IPを再利用できる。また、統合・ソフトウェアエンジニアリングツールにより、登録済み.NETアセンブリや新しいプロジェクト依存ツールとの接続機能をサポートした。

 なお、初めてLabVIEWを購入した場合でも、既に使用している場合でも、LabVIEW NXGと「LabVIEW 2018」のどちらも使用できる。

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