EV用部品の生産体制を強化、名古屋事業所など3事業所で:工場ニュース
明電舎は、名古屋事業所、甲府明電舎、沼津事業所において、電気自動車用部品の量産設備を増強する。今後需要拡大が見込まれるEV用モーターやインバーターなどの生産体制を強化し、EV事業の拡大を目指す。
明電舎は2018年7月31日、名古屋事業所、甲府明電舎、沼津事業所において、電気自動車(EV)用部品の量産設備を増強すると発表した。投資金額は合計約70億円で、同社の「中期経営計画2020」における成長投資枠200億円の一環として実施する。
新たに生産拠点として名古屋事業所(愛知県清須市)を選定し、既存の建屋の改築と量産ラインを構築する。同社の100%子会社である甲府明電舎(山梨県中央市)には、新しく建屋を建設。また、沼津事業所(静岡県沼津市)では、既存のEV用部品生産ラインを増強する。
現在、世界的な環境保護や規制強化により、EV用モーターやインバーターなどの需要拡大が見込まれている。同社では、こうした自動車用部品の生産体制を強化し、また併せて研究開発を加速させ、EV事業の拡大を目指すとしている。
甲府明電舎の新設建屋イメージ 出典:明電舎
設備増強の概要(クリックで拡大) 出典:明電舎
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