新型フォレスター、スバル初のドライバーモニタリングとマイルドHV安全システム

SUBARU(スバル)は「人とくるまのテクノロジー展2018」において、2018年夏に発売予定の「フォレスター」の新モデルを展示した。新型フォレスターは乗員認識技術「ドライバーモニタリングシステム」やマイルドハイブリッドシステム「e-BOXER」といったスバル初の技術を搭載する。

» 2018年05月25日 07時00分 公開
[齊藤由希MONOist]

 SUBARU(スバル)は「人とくるまのテクノロジー展2018」(2018年5月23〜25日、パシフィコ横浜)において、2018年夏に発売予定の「フォレスター」の新モデルを展示した。新型フォレスターは乗員認識技術「ドライバーモニタリングシステム」やマイルドハイブリッドシステム「e-BOXER」といったスバル初の技術を搭載する。

 新型フォレスターは同社が最量販車種と位置付けるグローバル戦略車だ。プラットフォームには「SUBARU GLOBAL PLATFORM」を採用し、衝突安全性能や危険回避性能を向上している。また、歩行者保護エアバッグや、運転支援システム「アイサイト ツーリングアシスト」を全車標準装備とする。

2018年夏に発売する新型「フォレスター」(クリックして拡大)
アイサイト ツーリングアシストは全車標準装備(左)。展示車両は北米仕様のため左ハンドルだった(右)(クリックして拡大)

 e-BOXERは自然吸気(NA)で排気量2.0l(リットル)の直噴水平対向エンジンにモーターを組み合わせたもの。中国では「INTELLIGENT BOXER」としてフォレスターに搭載している。モーターは最高出力10kW、最大トルク65Nmで、加速をアシストする。また、滑りやすい路面や、アイサイトでの追従走行時にもモーターアシストを活用し、燃費性能を高めたとしている。モーターのみでの走行(EV走行)は対応していない。国内向けにはe-BOXERの他、排気量2.5lの直噴NAエンジンを搭載したグレードも設定する。

インストゥルメントパネル中央に設置されたドライバーモニタリングシステム(クリックして拡大)

 ドライバーモニタリングシステムは、メーター上部などドライバーの正面ではなく、マルチファンクションディスプレイ上部に設置した。近赤外線カメラを使い、ドライバーの眠気や居眠り、わき見を検知する。走行中に目を閉じる時間の長さや回数から居眠りを検知すると、メーターやマルチファンクションディスプレイの表示や音で警告を発する。わき見を検知した場合も同様だ。この他、助手席や後部座席などの乗員の体格や体温の変化もセンシングし、車内空調のコントロールに反映させる。

 事故の予防の一歩として、一部グレードではあるが採用を決めた。まずは日本と米国向けの車両に搭載し、なるべく広い地域で展開を進めていく。「スバル初であるだけでなく、クラスとしても初めての採用」(スバルの説明員)としている。

 新型フォレスターに採用するドライバーモニタリングシステムは、眠気や居眠りを検知してもドライバーに警告を発するのにとどまる。今後は、自動的に車両を安全に停止させたり、路肩に退避させたりといった制御を実現するため、ドライバーモニタリングシステムとアイサイトとの協調を進める。

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