VR/ARが描くモノづくりのミライ 特集
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» 2018年04月05日 10時00分 公開

日産が採用したVR向け触覚デバイスは「深部感覚も再現する」モノづくり×ベンチャー インタビュー(2/2 ページ)

[朴尚洙,MONOist]
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日産だけではない、NECとデンソーウェーブも採用

 日産自動車の事例は、製造業からの要望のうちデザインレビューに対応するものだ。実は、残りの2つ、トレーニングとロボットコントロールについても、大手企業によるEXOSの活用が進みつつある。トレーニングでは、NECが2018年3月に行った法人向けVRソリューションの記者説明会で披露した、製造業におけるトレーニングを想定したソリューションでEXOSが用いられている(関連記事:VRは見るだけでは終わらない、触覚デバイスや視線追尾で生まれる価値)。

NECの製造業におけるトレーニングを想定したVRソリューション NECの製造業におけるトレーニングを想定したVRソリューション。「EXOS」の「グリッパー」を用いている(クリックで拡大)

 ロボットコントロールは、デンソーウェーブ、ベッコフオートメーションなどが2017年11月の「2017 国際ロボット展」で披露した双腕型の「マルチモーダルAIロボット」へのVRティーチングをするためのインタフェースにEXOSを採用している。山浦氏は「これらの顧客とは、VRの課題を乗り越えていくという同じ思いを持っており、いい形で共同開発を進められている」と強調する(関連記事:双腕型ロボットが自動でタオルをたたみサラダを盛り付ける、AI学習はVRシステム)。

「マルチモーダルAIロボット」のVRティーチングの様子 「マルチモーダルAIロボット」のVRティーチングの様子。こちらも「グリッパー」を使用(クリックで拡大)

 今後のビジネス展開としては、製造業を中心としたB2B向けで実績を積み重ね、VRだけでなくAR(拡張現実)やMR(複合現実)がさらに広がるタイミングに向けて開発を加速させていく考えだ。「当初はB2Bを軸足にしていくが、開発キットなどを展開することで、エンターテインメントなどのB2C分野も視野に入れていきたい」(金子氏)としている。

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