トヨタ自動車は、「ニューヨーク国際自動車ショー2018」において、新型「カローラハッチバック(日欧名オーリス)」を披露する。
トヨタ自動車は2018年3月23日、「ニューヨーク国際自動車ショー2018」(一般公開日:2018年3月30日〜4月8日)において、新型「カローラハッチバック(日欧名オーリス)」を披露すると発表した。ジュネーブモーターショー2018では先行してオーリスの新モデルを世界初公開しており、カローラブランドとしては今回初めて発表する。
日本では2018年初夏にトヨタカローラ店で、米国では2018年夏に発売する。米国では「カローラiM(日欧名オーリス)」の後継モデルとして投入する。トヨタ自動車のクルマづくりの構造改革「TNGA(Toyota New Global Architecture)」の一環で開発したGA-Cプラットフォーム、排気量2.0l(リットル)の直列4気筒直噴ガソリンエンジン、CVTや6速MTを採用した。パワートレインの設定は地域ごとに異なり、欧州では2種類のハイブリッドシステムを採用して2019年初めに発売する計画だ。
新型カローラハッチバックは、TNGAプラットフォームの採用により、カローラiMと比較して全高が25mm低く、全幅は30mm広く、全長とホイールベースは40mm延長した。車両寸法は全長4370×全幅1790×全高1435mm、ホイールベースは2640mmとなる。
また、新型カローラハッチバックは、北米で初めて予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」の第2世代を標準搭載するモデルとなる。米国で展開するマルチメディアシステム「Entune 3.0 Audio」と8型のタッチスクリーンも標準装備とした。同システムを通じて、Apple(アップル)「CarPlay」やAmazon(アマゾン)の音声サービス「Alexa」、Wi-Fiなどが利用できる。
エクステリアはスポーティーさに磨きをかけてたくましさや力強さを持たせるとともに、シンプルかつ上質なデザインのインテリアとした。エクステリアのデザインコンセプトは「シューティングロバスト」。シューティングはスポーツクーペの要素を持った勢いのあるスタイリングを指す。ロバストは、骨格のたくましさや力強さ、基本性能の高さを意味する。
フロントは、台形形状の大型ロアグリルにアッパー部を合わせることで立体的な造形へと進化した「キーンルック」を表現し、スポーティーさやワイド感を示している。ヘッドランプには、J字形状に光るLEDを採用し、スタイリッシュなフロントデザインとした。
リアは、サイドからセンターのバックドア周辺に向けて大きく絞ったフォルムとし、両サイドは、大胆に張り出したフェンダーやバンパーサイドの造形により、立体的かつワイドなデザインを表現。バックドアには樹脂材料を採用し、軽量化とデザイン性の向上を両立した。
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