2015年7月17日に発表された「シャア専用オーリスII コンセプト」。ところで「シャア専用オーリス」は、どうして“シャア”がモチーフになったのでしょうか?
2015年7月17日、トヨタマーケティングジャパンは「シャア専用オーリス」の2代目となる「シャア専用オーリスII コンセプト」を発表しました。発表会には機動戦士ガンダムの主人公「アムロ・レイ」の声優を務める古谷徹さんも登場。アムロ・レイが駆るモビルスーツ「ガンダム」は白色がベースカラーであることから、「白いオーリスはどこ?」と発言し、会場を沸かせました。
2013年10月に市販化した初代モデルから話題だった「シャア専用オーリス」。しかし、どうして「シャア専用」で、しかも「オーリス」だったのでしょうか? トヨタ自動車 ネッツ店営業部 販売計画室 販売促進グループの宮崎賢太朗さんにお話を聞きました。
シャア専用オーリスのプロジェクトの始まりは2012年8月。オーリスのフルモデルチェンジのプロモーションの1つとして始まりました。
「オーリスのターゲット層は50〜60代のシニア層と20〜30代の独身でスポーティー思考な男性を挙げています。しかし、せっかくフルモデルチェンジをしたのだから、もっと広い世代にリーチするにはどうしたらいいかと考えたのがきっかけです」(宮崎さん)。
2012年時の新型オーリスのキャッチフレーズは「常識に尻を向けろ」。オーリスは、ハイブリッドシステムを搭載しない(日本仕様のみ非搭載)ガソリンエンジンモデルだけの車両で、エコカー減税にも対応しない「昨今の常識に背を向けた車」(宮崎さん)だったと言います。そして当時の新型オーリスのイメージカラーは赤。「乗れば分かる、早くてきびきびとした素のクルマの良さを体感してほしかった」と説明する宮崎さん。
「広い世代にリーチできて」「異端児の要素もあり」「赤がメイン」ということは……。「あっこれシャアだな、という風に話がまとまりました」(宮崎さん)。
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