地方版IoT推進ラボ第3弾として21地域を選定:製造マネジメントニュース
経済産業省とIoT推進ラボは、地域におけるIoTプロジェクト創出のための取り組み「地方版IoT推進ラボ」の第3弾として、21の地域を選定した。地域におけるIoTビジネスの創出を支援していく。
経済産業省とIoT(モノのインターネット)推進ラボは2017年8月7日、地域におけるIoTプロジェクト創出のための取り組み「地方版IoT推進ラボ」の第3弾として、新たに21の地域を選定した。
地方版IoT推進ラボは2016年から募集を開始し、第1弾として2016年7月に29地域、第2弾は2017年3月に24地域を選定。これまでに合計53地域が選定されている。
第3弾の選定地域は、2017年6月23日までに申請があった地域について、申請内容に関する聞き取り調査を実施し、決定。「地域性」「自治体の積極性と継続性」「多様性と一体感」の3つの基準を満たす21地域を選定した。
選定された21地域は、北海道猿払村、秋田横連携(横手市、大仙市、五城目町、東成瀬村)、山形県、新潟県長岡市、群馬県、山梨県、東京都大田区、長野県川上村、静岡県藤枝市、石川県かほく市、岐阜県郡上市、岐阜県各務原市、愛知県幸田町、福井県永平寺町、奈良県明日香村、兵庫県淡路市、岡山県、岡山県瀬戸内市、鳥取県、徳島県美波町、長崎県南島原市となっている。
経済産業省とIoT推進ラボでは、選定された地域に対し、ロゴマーク使用権の付与、メールマガジンやラボイベントなどによるIoT推進ラボ会員への広報活動、地域のプロジェクト推進や企業などの発展をサポートする指導者の派遣といった形で支援をしている。
- 「IoT Lab Selection」と「地方版IoT推進ラボ」を開催、受賞者を選定
経済産業省およびIoT推進ラボは、IoTを活用した優れたプロジェクトを選定・表彰する「IoT Lab Selection」を開催し、受賞者を選定・表彰した。また、地域における取り組みを選定する「地方版IoT推進ラボ」も開催した。
- 第4次産業革命って結局何なの?
製造業の産業構造を大きく変えるといわれている「第4次産業革命」。しかし、そこで語られることは抽象的で、いまいちピンと来ません。本連載では、そうした疑問を解消するため、第4次産業革命で起こることや、必要となることについて分かりやすくお伝えするつもりです。第1回目はそもそもの「第4次産業革命とは何か」を紹介します。
- 第4次産業革命が生みだす「つながる産業」、3つのWGが目指すもの(前編)
ロボット革命イニシアティブ協議会は2017年6月に3つのワーキンググループの活動報告と2017年度の取り組み方針について紹介した。本稿では前編で「IoTによる製造ビジネス変革WG」と同WGのサブWG活動内容を、後編で「ロボット利活用推進WG」と「ロボットイノベーションWG」の活動の様子を紹介する。
- 日本が描く産業の未来像「Connected Industries」、世界に発信へ
日本政府は、ドイツの「インダストリー4.0」、フランスでの「産業の未来」などに当たる、政府主導の将来の産業コンセプトとして「Connected Industries(つながる産業)」を発表。今後、同コンセプトを軸に各種施策を進めていく。
- IoTの命運は中小製造業の手に、チャンスの前髪をつかめるか
2016年は製造業にとってIoTの活用が身近になった1年だった。しかし、その流れに取り残されていることが懸念されているのが、中小製造業である。ただ、製造業がIoTで「つながる世界」の価値を得るためには中小製造業の活用が必須である。2017年はどこまで中小製造業を巻き込めるかという点がIoTの成否を分ける。
- 中小製造業がIoTをバリバリ使いこなせるツール、106件が選定
経済産業省およびロボット革命イニシアティブ協議会は2016年7月27〜8月26日にかけて募集していた「中堅・中小製造業向けIoTツール募集イベント」の結果を発表。106件のツールを認定し「スマートものづくり応援ツール」として展開を進めていく。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.