上記のプログラムを実行すると、結果は、次のようになります。
実行結果を見ると、以下の順番でテスト実施していることが分かります。
上記のように、テストフィクスチャを使用すると、テストの事前、事後条件を設定でき、テストを円滑に実施できるようになります。
今回の内容を以下にまとめます。
今回は、高機能なGoogleTestの一端、特に、アサーションと、テスト条件を設定するテストフィクスチャを説明しました。これらは、GoogleTest特有のものではなく、C/C++以外のxUnit系ツールにも存在します。自身が使用する言語のxUnit系ツールを確認すると良いでしょう。
次回は、もう1つの高機能、「パス網羅(Gcovとの連携法)」を取り上げます。
[1]「モダンC言語プログラミング」(花井志生、2013、KADOKAWA/アスキーメディアワークス社)
東海大学 大学院 組込み技術研究科 非常勤講師(工学博士)
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