リコージャパンはドイツの産業用3DプリンタメーカーであるEnvisionTECの製品の販売を開始する。
リコージャパンは2017年6月14日、ドイツの産業用3DプリンタメーカーであるEnvisionTEC(エンビジョンテック)と日本における3Dプリンタの販売特約店契約を締結したと発表した。
EnvisionTECはDLP(Direct Light Projection)方式の3Dプリンタ「Perfactory」シリーズや、高速光造形機「ULTRA」などを開発・販売する。同社は100件以上の特許に基づく同社独自の技術を保有し、幅広い試作のニーズに対応可能な40種類超の3Dプリンタ、約70種類の造形材料を備えている。補聴器向けや歯科向けの造形機も扱っている。
リコーグループは、2014年9月から3Dプリンタの仕入れ販売や3Dプリンタによる出力サービスなどを中核とするアディティブ・マニュファクチュアリング(AM)事業に参入。2015年には自社開発の粉末焼結積層造形(SLS:Selective Laser Sintering)方式3Dプリンタ「RICOH AM S5500P」も発表し、販売している。3Dプリンタの導入から運用までの相談を受け付ける場「RICOH Rapid Fab(リコーラピッドファブ)」も運営する。
リコージャパンは、2017年6月21〜23日に東京ビッグサイトで開催される「第28回 設計・製造ソリューション展」(DMS2017)で、今回発表したEnvisionTEC製品の展示や、3Dプリンタを活用したさまざまな業務改革提案をしていく。
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