ルネサスとセコムがIoTセキュリティで協業、半導体製造からサービス提供までIoTセキュリティ

ルネサス エレクトロニクス、セコム、セコムトラストシステムズは、IoT技術を利用したサービス提供とIoT機器間の安全な連携に向けたセキュリティ基盤の開発で協業する。

» 2017年04月27日 08時00分 公開
[MONOist]

 ルネサス エレクトロニクス、セコム、セコムトラストシステムズの3社は2017年4月11日、IoT技術を利用したサービス提供とIoT機器間を安全に連携するためのセキュリティ基盤の開発について協業すると発表した。信頼性担保が求められているIoTエンドポイント機器やこれに接続するゲートウェイのセキュリティを強化する狙いがある。

 今回の協業では、IoTを構成するゲートウェイやエンドポイント機器において、機密情報を適切に管理・配信する機能を備えたシステムの構築と運用方法を検討する。半導体製造からサービス提供に至る全期間を通じて発行される各種電子証明書や、暗号技術で用いる電子鍵などが対象となる。

 各社の役割としては、ルネサスがエンドポイント機器に搭載する半導体への機密情報の組み込みや管理技術を担当する。セコムトラストシステムズは、認証局、電子証明書の発行などの情報セキュリティ技術を提供し、セコムは物理セキュリティや厳格な運用基準、鍵管理方法などのノウハウを提供するとしている。

photo 3社のIoTセキュリティ基盤のイメージ(クリックで拡大) 出典:ルネサス エレクトロニクス

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