難削材加工に対応した多コーナー仕様の刃先交換式ラジアスミルFAニュース

三菱日立ツールは、難削材加工に対応した多コーナー仕様の刃先交換式ラジアスミルを発売した。両面仕様のインサートながら、逃げ面をポジ形状に成形している。

» 2017年04月19日 07時00分 公開
[MONOist]

 三菱日立ツールは2017年3月21日、難削材加工に対応した多コーナー仕様の刃先交換式ラジアスミル「アルファ ラジアスミルRD16B形」を発売した。ホルダはφ32〜100の14種、インサートは6種をそろえた。価格は、φ40〜100のボアタイプホルダが5万3700〜12万2000円、φ32〜40のシャンクタイプホルダが3万5900〜5万6400円、インサートが1700〜3000円となる。

 同製品は、両面仕様のインサートながら逃げ面をポジ形状に成形したことで、低切削抵抗化と傾斜切削を可能にした。独自のインサート拘束形状によって確実な回動防止を可能とし、インサート交換時の操作性が向上した。

 また、最大16コーナーが使用可能。コーティング材種はJP4120/JM4160/GX2160を適用し、難削材加工時の長寿命化を図った。

 部品加工の市場では近年、加工材料の難削化に伴い、円形インサートを用いたラジアスカッターが多用されている。逃げ面が逃げ角0度のネガティブ形状である従来の両面仕様の円形インサートは、切削抵抗が高く、加工形態に制約があるなどの課題があった。

photo 「アルファ ラジアスミルRD16B形」

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