東芝 インフラシステムソリューション社は、産業用コントローラー「ユニファイドコントローラ nvシリーズ“type2”」が、国際的な制御機器向けセキュリティ認証の「ISASecure EDSA認証」を取得したと発表した。
東芝 インフラシステムソリューション社は2017年3月3日、産業用コントローラー「ユニファイドコントローラ nvシリーズ“type2”」が、国際的な制御機器向けセキュリティ認証の「ISASecure EDSA認証」を取得したと発表した。
ユニファイドコントローラ nvシリーズは、社会インフラ分野および産業システム分野などで多くの納入実績を持つ。今回認証を取得した“type2”は、一般産業システム分野向けに展開している計装制御システム「CIEMAC-DS/nv」の中で使用される計装用コントローラーで、いわゆるDCS(Distributed Control System:分散制御システム)である。
(左)制御システムセキュリティセンター(CSSC)で行われた認証書授与式。写真内左からCSSC理事長の新誠一氏、東芝 インフラシステムソリューション社 産業システム統括部 計装機器事業統括の岡庭文彦氏。(右)認証を取得した「ユニファイドコントローラ nvシリーズ“type2”」 出典:東芝ISASecure EDSA認証は、ISA(国際計測制御学会)のメンバーが中心となって設立された国際認証組織のISCIがスキームを定めている。日本企業で同認証を取得するのは、横河電機、日立製作所、アズビルに続き4社目となる。
IoT(モノのインターネット)時代が到来する中、制御システムやコンポーネントに対して期待される機能、役割が拡がっており、その中でも安全かつセキュアなシステム構築をすることの重要性が増している。東芝は「今後も、セキュアで信頼性の高い製品のラインアップを拡充し、安全・安心で信頼できる持続可能な社会の実現に向けて貢献していく」としている。
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