複数拠点のIoTゲートウェイを遠隔地から統合管理するサービス製造業IoT

ぷらっとホームは、複数拠点に設置されたIoTゲートウェイを遠隔地から統合管理するSaaS方式のサービス「AirManage for IoT」を発表した。同社のIoTゲートウェイ製品「OpenBlocks IoT Family」を遠隔地からセキュアに設定/監視できる。

» 2017年02月22日 09時00分 公開
[MONOist]

 ぷらっとホームは2017年2月7日、同社のIoT(モノのインターネット)ゲートウェイ製品「OpenBlocks IoT Family」を遠隔地からセキュアに設定/監視/メンテナンスできるIoTゲートウェイ統合遠隔管理サービス「AirManage for IoT」を発表した。同年2月20日からクローズド環境でβサービスの無償提供を開始し、同年4月に有償の本サービスへ移行する予定だ。

 同サービスは、複数拠点に設置されたIoTゲートウェイを遠隔地から統合管理するSaaS方式のサービスで、OpenBlocks IoT Family全製品に対応している。

 提供される機能には、全てのゲートウェイが正常に稼働しているかどうかを管理画面から一括で確認できる「遠隔監視」がある。これは、常に監視セッションを保つ常時型と、指定した時間間隔でセッションを実施するオンデマンド型の、2つの接続形態から選択できる。

 また「リモートWeb UIアクセス」機能では、AirManage for IoTのサーバ経由で各ゲートウェイのWeb UI画面へリモートでアクセスし、設定変更や確認ができる。「リモートアップデート」は、ゲートウェイのファームウェアを常に最新のバージョンに自動でアップデートできる機能で、ユーザーが追加したソフトウェアについてもアップデート管理が可能だ。

 その他、ゲートウェイをグループ分けして管理できる機能や、指定した時間にグループ内のゲートウェイごとにアップデートを開始できる機能がある。障害発生時には解析に必要なログをリモートで取得可能だ。ゲートウェイのステータスの概要などをAPIで取得してIoTシステム構築に利用できる「Web API」も備えている。

 IoTシステムの大規模化が進む中、数百、数千を超える拠点で機器の設定や管理が必要になるなど、システムやセキュリティを維持管理する負担/コストが増している。そのため、複数の拠点に対して管理者が遠隔地から一括してIoTシステムの設定や管理ができるサービスが求められていた。

photo サービスイメージ
photo AirManage for IoT 管理画面サンプル

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