SOLIZE Engineeringは、スペインのThe REUSE Company(TRC)と戦略的提携をし、TRCのソフトウェア「RQS」とその関連サービスの提供を開始した。RQSは、システム開発で重要となる要求記述の品質を高めるソフトウェアツール群だ。
SOLIZEは2017年1月13日、同社グループのSOLIZE EngineeringがスペインのThe REUSE Company(TRC)と戦略的提携をし、TRCが開発したソフトウェア「Requirements Quality Suite(RQS)」とその関連サービスの提供を開始したと発表した。
TRCは、意味解析技術(Semantic Analysis Technologies)のアプリケーションを専門分野とする企業。RQSは、システム開発での要求を定量的に評価し、要求記述の品質を高めるためのソフトウェアツール群だ。
正確性(Correctness)、一貫性(Consistency)、完全性(Completeness)によって要求品質を管理するCCCアプローチと、コンピュータ自身が情報処理をするセマンティック技術により、要求仕様の定量的計測を可能にしている。また、組織の品質ポリシーに応じて要求品質の計測指標をカスタマイズできる。
同ソフトは3つのツールで構成される。要求品質を定義・計測・管理する「RQA(Requirement Quality Analyzer)」と、要求記述の際に適切な術語や構文パターンを示し、正しい記述を支援する「RAT(Requirements Authoring Tool)」、要求記述に必要な知識を管理するリポジトリの「KM(Knowledge Manager)」だ。
RQSは、英語/フランス語/スペイン語/スウェーデン語などによる要求記述に対応している。日本語についても今後対応予定だという。
今後SOLIZEグループでは、TRCのソフトウェア製品とともに、コンサルティングなど高付加価値のサービスを提供して、制御モデルなどの複雑なシステムの開発をサポートしていく。
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