コンテックは、世界各国の電波認証を取得した無線LANユニット「FLEXLAN FX3000」シリーズを発売した。同シリーズを採用することで、これまで輸出先によって検討していた無線LANユニットの選定が不要になる。
コンテックは2016年10月4日、世界各国の電波認証を取得した無線LANユニット「FLEXLAN FX3000」シリーズを発売した。シリーズには組み込みボードタイプの「FXE3000」、樹脂ケースタイプの「FXA3000」、「FXS3000」の3種類がある。
FLEXLAN FX3000シリーズは、最大300Mbpsの高速通信に対応したIEEE802.11n/a/b/g規格対応の無線LANユニット。モード切り替えにより、アクセスポイントやステーション、リピータとして機能する。有線LAN機器の無線LANコンバータとしても使用可能だ。
別売のACアダプター、5〜30VDCの直流電源、LANコネクタによる電源供給に対応。プリンタ、医療機器、POS端末、無人搬送車などの機器への組み込みが電圧変換なしで可能になる。
セキュリティ規格WPA2/WPAやIEEE802.1X認証に加え、これらと併用可能な独自暗号化技術WSLを搭載。また、MACアドレスフィルタリング、ESSID隠しにも対応可能だ。樹脂ケースタイプのFXA3000は、付属のコネクタカバーがコネクタ部を保護し、セキュリティスロットにセキュリティワイヤーを取り付けることで盗難を防止できる。
無線LAN搭載の装置をグローバルに展開するためには、世界各国が定める電波認証を取得し表示する必要があり、輸出先によって無線LANユニットを選定するために多大なコストがかる。同社では、各国の電波認証を取得済のFLEXLAN FX3000シリーズに無線LANユニットを統一することで、開発・運用コストを大幅に削減できるとしている。
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