自動車/輸送機械業界向けプロジェクト管理ソリューションを発表製造ITニュース

ダッソー・システムズは、強力な分析アプリケーションを備えた自動車/輸送機械業界向けインダストリー・ソリューション・エクスペリエンス、「ビークル・プログラム・インテリジェンス」を発表した。

» 2016年07月20日 09時00分 公開
[MONOist]

 ダッソー・システムズは2016年6月22日、強力な分析アプリケーションを備えた、自動車/輸送機械業界向けインダストリー・ソリューション・エクスペリエンス「ビークル・プログラム・インテリジェンス」を発表した。

 同ソリューションは、同社の3Dエクスペリエンス・プラットフォームを基盤とし、製品や製造データの可視化/測定/分析を一元的に可能にすることで、プロジェクト管理/変更管理/品質管理における企業の迅速な意思決定を支援する。

 複数の分野や国の人々が関わる自動車開発においては、進捗状況を包括的かつリアルタイムに確認できる一覧画面が必要とされる。同ソリューションは、自動車開発プログラムの経営層やマネジャーがプロジェクトの進捗を把握し、そこからすぐに「気付き(インサイト)」を得られるように作られており、課題と対応時間、トラブルとその是正措置の傾向などに加え、コスト、品質、材料コンプライアンスに関する部品やメーカーのリスクを可視化できる。

 また、ユーザーはバーチャルな協調設計環境において、製品開発データやプロジェクト、変更、品質に関して絶えず更新される詳細なKPI(重要評価指標)に効率的にアクセスが可能。こうした独自のアクセス方法により、情報検索やデータ収集にかかる時間を削減しながら、情報のトレーサビリティと信頼性を確保する。

 さらに、既存システムから関連性の高いデータを3Dエクスペリエンス・プラットフォームにコンテンツとして取り込み、分析できる。これにより、コントロールされたリスクの低い方法で、既存ツールやシステムを廃止することもできるという。

 同社では、同ソリューションを使った迅速な意思決定は、「自動車開発プログラム管理をよりシンプルにし、コストを抑えながら自動車の品質を高め、かつ市場投入までの時間を短縮する」としている。

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