オープンソース筋電義手開発プロジェクト「HACKberry」に開発キット
exiiiがオープンソース化した筋電義手開発プロジェクト「HACKberry」の開発キットを、数量限定にて販売開始した。
筋電義手「handiii」を開発するexiiiが、オープンソース化した「HACKberryプロジェクト」の開発キットを数量限定にて販売開始した。
基板3種類とバッテリー、センサーを含む「基板セット」と基板セットに各種電子部品やギアなど機械部品を含んだ「基板+電子機械部品セット」の2種類で、価格は基板セットが3564円、基板+電子機械部品セットが1万6200円(いずれも送料含まず)。
開発キットはあくまでもロボットハンドや筋電義手の開発に関心を持つ開発者に向けたものでそのまま義手としての利用はできず、筐体は自前の3Dプリンタなどで準備する必要がある。
このHACKberryプロジェクトは、exiiiが2015年春に開始した筋電義手のオープンソースプロジェクト。既に10カ国以上にて事例の誕生を見ているが、部品調達や基板開発がボトルネックになっているという声が寄せられたことから、本キットの提供開始となった。
月面ローバーからスポーツカーまで、樹脂素材で3Dプリントした最終製品
丸紅情報システムズは「第26回 設計・製造ソリューション展(DMS2015)」で、スポーツカーや食品工場向けロボットのパーツなど、樹脂素材で3Dプリントした最終製品の事例を多数紹介した。
150万円以上する筋電義手を10万円に、handiiiの挑戦
下腕から先を失った人が用いる義手の1種に、残された上腕の筋肉の動きを筋電センサーで検知し、義手の指を直感的に動かすことができる筋電義手というものがある。しかしその価格は150万円〜700万円と高価だ。「Maker Faire Tokyo 2014」に出展したベンチャー企業のexiiiは、10万円と安価な価格を目指す筋電義手「handiii」を展示した。
意思をくみとり腕の動きをサポート! 装着型ロボット「アクティブギプス」
ルミナス ジャパンは「新価値創造展 2014」で、三重大学と共同開発中の上肢動作支援ロボット「アクティブギプス」を展示した。上肢に装着することで「装着者がどのように上肢を動かしたいか」を感知し、車いすの操作やドアを開けるといった動作などに必要な力をサポートする。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.